ペーパー加湿器のデメリット!効果なしと言われる理由は?

ペーパー加湿器のメリットとデメリット、効果がないと言われる理由をまとめています。

この記事の要約
  • ペーパー加湿器のデメリットは加湿力・効果範囲の狭さ
  • 湿度上昇に時間がかかり少ししか上がらないので効果を感じにくい
  • 携帯性や値段の安さ、メンテナンス不要、コンセントいらずなど、メリットも多い
  • 交換時期は3~6ヶ月が目安
  • おすすめのペーパー加湿器の紹介

ペーパー加湿器のデメリット

ペーパー加湿器のデメリットは加湿力が弱いところです。家電の加湿器は20分~30分程度で指定の湿度に到達しますが、ペーパー加湿器は5%~10%程度しか上がりません。

風の強い日はさらに効果が出にくく、1時間経過しても数パーセントしか部屋の湿度が上昇しないこともあります。

デザインによっても加湿効果が変わり、デザイン重視の可愛らしい動物キャラクターの形をしたものは効果が出にくいです。

冬場に部屋の湿度が40%を下回るような状況で、急速に部屋を加湿したい場合には力不足を感じるでしょう。残念ながらスチーム方式の一般的な電動加湿器の代わりにはなりません。

部屋の加湿にムラが生じるのも気になるデメリットです。部屋の隅にペーパー加湿器を置いた場合、対角線上の隅は湿度がほとんど変わりません。

スチーム式加湿器とは違い、室内の空気を動かす仕組みが備わっていないため、ペーパー加湿器の周辺しか加湿できません。扇風機などで室内の空気を動かしてあげれば満遍なく加湿できますが、肌寒くなるデメリットがあります。

この他にも長期間使っていると紙が汚くなるなど見た目に関する問題もあります。

ペーパー加湿器は効果がないと言われる理由は?

ペーパー加湿器の効果についてネガティブな意見が多いのは、室内に設置しても湿度がほとんど変わらないためです。吸い上げた水分が自然に蒸発するのを待つ仕組みなので、どうしても湿度が上がりにくいです。

名前に「加湿器」と含まれているため、スチーム式と同等の加湿効果を期待する人が大勢いますが、実際に使ってみると洗濯ものを部屋干しするよりも湿度が上昇しません。これでは「効果がない!」と言われるのは当然です。

湿度が上がるペースが遅いのもネガティブな口コミが出る理由の1つです。30分経ってもほとんど湿度が上昇しないため、効果が無いと判断する人もいます。実際、湿度30%から35%に上がっても体感的にほとんど違いは感じられません。1時間ほど待てば10%~15%ほど上がることもありますが、さすがに時間がかかりすぎです。

部屋全体を加湿できない点も問題です。本体周辺しか加湿できないため、少し離れたところにいる人には効果は全く感じられないでしょう。

加湿力、効果範囲いずれも力不足なため、効果を疑問視されるのは仕方ありません。

ペーパー加湿器のメリット

ペーパー加湿器のメリットは携帯性が高いところです。たたんでバッグに入れられるため、会社や学校に持ち込んで自分のデスクに簡単に設置できます。

水を入れるだけで機能するのでコンセントが無い場所でも問題なく使えるのも魅力的です。即効性はなくても1時間経過すれば周囲の湿度を10%ほど上げるので、場所によっては手軽な乾燥対策になります。

デザインが豊富なのも女性にはうれしいでしょう。プリミティブな形状をしたシンプルなものから、キュートなキャラクターものまで趣味に合ったものが選べます。

香りのバリエーションも豊富です。気持ちを穏やかにするアロマを含むものは、仕事から疲れて帰ってきた時の癒しになります。職場や学校用には無香料タイプもあります。

価格がリーズナブルなのも見逃せません。安い物であれば大手100円ショップで入手できます。安いので色々な種類を購入して使用感を比べるのも余裕です。

各社共に色々なデザインの製品を販売しているので、複数購入して使用感を比べる楽しみもあります。

ペーパー加湿器の交換時期

ペーパー加湿器の交換時期の目安は製品にもよりますが3ヶ月~6ヶ月ほどです。サイズが小さいものほど変色しやすく汚れが目立つので、気になりだしたら交換することをおすすめします。

交換のサインは白い粉のような汚れです。カルキ汚れの一種で、放っておくと汚れが広がっていきます。突然汚れがひどくなることはありませんが、加湿性能が低下することもあるので注意です。

ニオイも交換時期を教えてくれるサインのひとつに思えますが、必ずしもそうとは言えません。室内環境によっては、使い始めて3日ほどで部屋干しした洗濯ものに似た嫌な臭いをすることがありますが、加湿性能はほとんど低下していないのでニオイを気にしなければ続けて使えます。

ただし、ニオイがひどくなるようなら変えたほうがいいでしょう。一度付いたニオイを除去することは難しいです。

ニオイのために、交換時期が来る前に使えなくなるのを予防するには、防カビもしくは防菌機能のついたペーパー加湿器を選んでください。雑菌が容器内で繁殖しにくくなるのでニオイが付きにくくなります。

おすすめのペーパー加湿器と推しポイント

ペーパー加湿器はコーヒーフィルターを使って簡単に自作できますが、最初は機能を確認するためにも市販のものを購入しましょう。これからおすすめのペーパー加湿器をいくつか紹介するので、品物選びの参考にしてください。

最初に紹介するのは、どこのご家庭にもマッチするミクニの「ちょこっとオアシスいちりん」です。薔薇のようなデザインで、部屋に置いても違和感がありません。水を吸い上げる茎の部分が太く丈夫なので、ガラスコップからペットボトルまで様々な容器にさして使えます。価格は1,000円を切る安さです。

かわいらしいデザインが好みなら、たき工房から販売されている「電気を使わない自然気化式ペーパー加湿器 うるおいプードル babies」がイチオシです。カレー皿ぐらいのプレートの上で2匹の赤ちゃんプードルが水を飲む姿がキュートで、見ていてホッコリします。

安価な製品をお望みならダイソー製品に注目してください。花や動物といった定番のデザインのペーパー加湿器が、いずれも110円で購入できます。5種類以上あり、毎日水を取り替える必要があるため、その日の気分で使い分けできます。

ペーパー加湿器のデメリットまとめ

ペーパー加湿器は機能的に少し力不足なところがありますが、湿度40%前後の状態から50%台に上げるくらいの実力を持っているため、軽い乾燥なら十分に対処できます。

取り扱いも簡単で、手間のかかるメンテナンスがいらず、電気も必要としません。本体の周りしか加湿できませんが、職場ではむしろこの特徴がプラスに働きます。周囲の同僚に影響を及ぼすことがほとんどないので気兼ねなく使えるでしょう。

ペーパー加湿器はデザインを楽しむのもおすすめです。薔薇や観葉植物を本物そっくりに形どった製品が数多く販売されており、室内に置けば癒しスペースを作り出すのに役立ちます。

最寄りのダイソーで110円から購入できるので、興味を持った人は入門としてダイソー製品からペーパー加湿器の世界に入ってみましょう。

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